②オーストラリアサッカー留学|海外挑戦を決めて渡豪するまで

海外挑戦を決めるまでには、いくつかのステップがありました。

知り合いがサポートしてくれるとは言え、いきなり何の知識も経験もないのに海外へ行くなんて決められるはずがありません。
(しかも本人は英語の勉強が全く得意ではありません)

親としても、海外が合わなかったと泣いて帰ってこられては困るので、まずは一度どんなところなのか体験させてみたかった。
その方が、本人も決めやすいし、親としても安心。
お金と時間の調整が必要ですが、まずは友人のいるオーストラリア短期留学をさせることにしました。
2023年の春のことです。

目次

初めてのサッカー短期留学

高校三年生になる直前の、春休み。
本当は大学との練習試合などが予定されている中で、息子は10日間ほどオーストラリアシドニーのサッカーを体験するために渡豪しました。

高校生なので、サッカーは同じ年齢くらいのチームへ練習参加し、体験のみです。
この時、たまたま一緒に行くことになった息子のサッカー友達と息子の2人で飛び立ちました。

オーストラリアでは友人の家に泊めてもらい、観光やサッカーなどすべてのお世話をしていただきました。
なんと恵まれた環境!!
同い年の友人の息子さんとも元々仲良くさせてもらっていたので、一緒に楽しそうに観光している写真が送られてきました。

サッカーにも参加している写真を見て、それだけで私の世界もすごく広がったのを覚えています。
海外と言えば若いころに韓国旅行をしたくらいしか経験がない私にとって、とても新鮮な情報でした。

手ごたえを感じた練習試合

10日間と短い中で、雨やスケジュールの都合で練習に参加できたのは数回のみ。
でもその中で、監督さんに
「彼はいいね!うちにほしい!いつまでいるんだい?」
と聞かれる出来事があったそうです。

エージェントをしている友人は、
「残念、来週日本に帰国するんだよ」
と言い
「なんだ!それは残念だ!」
といった会話があったそうです。

その出来事を友人は息子に話してくれて、息子は自分でも通用するかもしれないと思ったようです。
友人も息子君ならやっていけるよ、大丈夫と背中を押してくれました。

それでも簡単には決められない海外挑戦

帰国後、あわただしく練習や総体に向けたポジション争いなどの日々を送りながら、大学の情報も収集しつつ、本人は悩んでいたようです。

海外に行って本当にやれるのだろうか?
英語話せないし
みんなは大学に行くのに自分は行かなくていいのか
海外で生活する想像がつかない
大学も面白そう
海外でサッカーが出来なくなったら?

悩みは沢山出てきます。
みんなが大学を決めていく中、本人もいくつかの大学サッカーに参加してみたり、オープンスクールへ行ってみたり。

そのうち、担任の先生や監督からは、
「お前はもう、海外でチャレンジしてこい」
と言われ、親も
「オーストラリア行けばいいじゃん~」
と気楽に言う。

そうすると不思議なもので、海外に無理やり行かされると感じたのか、
「俺は大学に行く」
と言い始めました。

えっ

と思いましたが、本人の人生です。
私が進路を決めるわけにはいかないし、何より本人が納得する進路選択が一番。
なので、夫と二人で
「そうか、大学ならどこに行くのか、何を勉強するのか、どんなサッカーがいいのか調べないとね」
と言って、海外の話はしばらくしないことに。

選手権で痛恨の敗退

県内でも強豪と言われる部類の高校でした。
なのに、意外なところであっさり選手権敗退。

全国へ行けず、あとは進路を決めるのみ。
そんな中で、再び海外が選択肢に戻ります。

私はいろいろ言いたいのをぐっとこらえ
(多分だいぶ漏れてたけど)
息子が答えを出すのを待ちました。

決定的な出来事が何なのか、はっきりとは覚えていませんが、ある日
「俺オーストラリア行くわ、決めた」
と。

ここから急いで渡豪に向けた情報収集と準備が始まりました。

まずはオーストラリアでチーム探し

渡豪するとなると、サッカーの為に行くのだから、チームを決めないといけません。

エージェントとなる友人に連絡し、チームを探してもらう事に。
その際、短くていいところだけを集めたプレイ動画が必要と言われました。

高校ではいつも試合を撮影していたので動画はありました。
そこで高校の監督に相談。

私は動画を繋げたり編集することは出来ても、どのシーンがいいところなのかが分かりません。
いい部分を切り取っただけでもいいので選んでもらえないか相談したところ、とても素敵な完成された動画を作ってくださいました。(感動!)

それを友人に送り、チーム探しをお願いします。
そして、年末に再びチームのトライアルに参加するために渡豪しました。

11月末から1か月ほどの滞在で、いくつかのチームの練習に参加し、所属できるチームを探します。
友人エージェントのサポートがあるとはいえ、まだ高校生。

色々不安だったのではないかとも思いますが、見た目には平気そう。
俺ならいける、と持ち前のプラス思考で参加し、U20のカテゴリで、所属させてもらえチームが決まりました。

ファーストグレードは割と有名な強いチームらしく、いいところに入れたと友人エージェントも喜んでいました。

チームが決まったら次はビザ

息子は海外で大学に通うほど勉強が好きでもないし、そもそも英語できないし(赤点)、となると選択肢は語学学校へ通って学生ビザを取る事。

学生ビザ → ワーホリビザ の方が長く滞在できる。

そこでまた友人エージェントへ語学学校どうすればいいか相談。

友人からの回答は、
語学学校と言ってもビザの為だけにあるような、大して勉強せず形だけのところも多い
少し価格が高くなってもちゃんとしたところがいいと思う
ゆくゆく資格を取ったり進学の可能性があるところがいいと思う
といった内容でした。

そして教えてもらった語学学校へ連絡。

日本人の先生がサポートしてくれたので手続きはとてもスムーズでした。

本当は通学の期間は1年くらいまでがビザが通りやすく、それより長いのはおススメしないと言われたのですが、渡豪するのが3月(すでにシーズンが始まってから合流することになっていました)、オーストラリアのシーズンが終わるのが9月末。

そうすると、1年のビザでは1シーズンのみで終了してしまいます。
なので、どうしても1年半取りたいとお願いし、語学学校の費用はかなり掛かりましたが、翌年10月までのビザで申請を出し、許可を得ることができました。

このあたりのことも、本人は ぼけーーーっ としていてほとんど考えてもいなかったと思います。
もう高校生とはいえ、わが家は親のサポートなしでは海外挑戦できなかったでしょう。

腹も立ちましたが、とにかく送り出すことを最優先、送り出してしまえばあとは自分の力でどうにかするしかありません。これが最後と思って私自身も不安にならずに済むように、精一杯サポートしました。

もちろん、本人にぶつぶつ言いながら。

ビザが取れるまでしばらくかかる

ビザの申請を出してから、許可が出るまでどのくらいの日にちがかかるか分かりません。

すごく時間がかかってなかなかビザが下りない人が居れば、すぐに下りる人もいる。

わが家の場合は、2週間ほどだったでしょうか。

渡豪の日程は決まって(卒業式の4日後)航空券も購入済み。

これで行けなかったら、と、ビザが下りるまでとてもやきもきしました。

今思えば、わが家はかなり危険なスケジュールで挑みました。
これから挑戦を考えている方は、早め早めの行動が安心です!

無事に渡豪

なんだかんだと慌ただしく手続きを終え、ビザが下りてオーストラリアへ行くことも決まり、身の回りの物を揃えて準備をし、あとは卒業を待つのみ。

このころ私は、いわゆる普通のコースから外れた息子に対して、
これからどうなるのかわからない不安と、
オーストラリアで挑戦する頼もしい息子を誇りに思う気持ちと、
自分も留学したかった過去を思い出してうらやましい気持ち
などが混ざり合っていました。

でも何より、これからどんなチャレンジをするのか、本当にプロorセミプロを目指して挑戦できるのか。

どんな風に成長するのかが、とても楽しみでした!

わが家のはなし もくじ

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